告知・・誰の為・・?

看護

20年前「要精査って初めてもらったけど、大丈夫よね?」と健康診断の結果を私に見せて母が言った。レントゲン項目にチェック。嫌な予感がして受診を勧めた。ちょうど、私の勤務していたクリニックに、呼吸器内科の先生が着任したところだった。とても混んでいたが、午前の最後に予約が取れた。私が休憩に入って数分後、医師から私宛の電話。思わず「肺がんですね?」と口に出た。「・・はい。肺内、肝臓、骨転移のステージⅣです・・」と。的中した嫌な予感。当時、抗がん剤もあまりなく、イレッサの薬害が騒がれていたところ。医師から余命は3ヶ月くらいで、抗がん剤も適応はないだろうとの事「告知しますか?」と聴かれたが、早期であればまだいいが、末期がんの告知は私には当時はとても出来なかった「・・しません」と伝えると「そうですか・・ただ・・1つうそをつくと、そのうそを隠すために、うその上塗りを重ねていく事になりますが大丈夫ですか(耐えられますか)・・?」との言葉に泣き崩れた。誰のためのうそなのか、誰のための命なのか・・告知しなかった事に私はずっと後悔・・。意思決定は可能な限り本人が決められるよう支援したいと思っています。

➀長く付き合う事になる病気に対して、自分はどこまで知りたいか、治療方針は誰に決めて欲しいのかは自分で決めていた方が良いと思います(がんの場合、自分はどこまで知りたいか)

②最後の療養期間が感じられた際は、どこでどのように過ごしたいのか考えておく(家族に迷惑かけたくない、誰も困らせたくない等の感情は置いといて、自分はどうしたいか)

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